在宅でもできるデータ入力の副業を始めたいんだけど、どうやって始めたらいいんだろう? 案件の選び方とか収入額も知っておきたいなあ。
今回はこうした疑問を解決していきます。
昨今のコロナ禍において副業への関心は一層高まっていますが、在宅でも行える「データ入力」は特に人気の高い副業です。特別なスキルや職歴も不要でスキマ時間に行うこともできるため、その取り組みやすさが人気の要因の1つでしょう。
本記事を読めば、そんなデータ入力の副業の始め方や稼ぎ方、目安の収入額、そして注意点などを網羅的に理解できると思います。副業初心者の方向けに基礎的な部分から丁寧に解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。
記事を読み終わる頃には、あなたもデータ入力の副業で稼げるようになるはずです!
在宅で行うデータ入力の仕事内容とは
データ入力の仕事は、企業から依頼された各種データをパソコン等でタイピングしていくことが主な仕事内容です。
下記は、各求人サイトやクラウドソーシングサイトから抜粋した案件の一例になるので、実際の案件例をもとにデータ入力のイメージを膨らませておきましょう。
- 処方箋のデータ入力
- 顧客情報のデータ入力
- 映画字幕のデータ入力
- 講習会の受講者データの入力
- 国語辞典の単語データの入力
一口にデータ入力と言っても、案件によって扱うデータはさまざまですね。
実際の入力作業では、依頼主の企業側が準備しているフォーマットに指定されたルールに従ってデータを入力していくのが一般的です。また、作業マニュアルが準備されていることも多いので、初心者の方でもスムーズに仕事を進めていくことができるでしょう。
データ入力の副業で嬉しいポイントは、早朝、夜間、深夜、あるいは土日でも仕事に取り組むことができるということです。そのため、日中は本業で忙しい会社員の方でも稼ぎやすい副業と言えます。
最近は、データ入力に近い副業として「文字起こし(テープ起こし)」の副業も人気が高まっています。文字起こしの副業については下記の記事で解説しているので、ぜひ併せてご覧ください。
データ入力の副業に必要なスキルや準備物
データ入力は簡単に始められることが魅力の1つでもあるため、必要なスキルや準備物はかなり少なめです。
自宅で使えるPCと安定したネット環境があり、基礎的なタイピングスキルがあれば誰でも取り組むことができるでしょう。
以下に必須となるスキル・準備物と、歓迎されるスキル・準備物についてまとめました。
必須となるスキル・準備物
まず必須となるスキル・準備物について見ていきましょう。
- タイピングスキル
- PC
- ネット環境
- Excel/Wordソフト
データ入力の副業にはExcel/Word形式のフォーマットにデータを入力することも多いので、事前にインストールしておくことをおすすめします。タイピングスキルは文字を問題なく入力することができれば、スピードはそれほど早くなくても大丈夫です。仕事に慣れてくると次第にタイピングスピードも向上していくことでしょう。
歓迎されるスキル・準備物
なくても特には問題ありませんが、あると企業側から歓迎されるスキルや準備物についても見ていきましょう。
- PCスキル(Excelの関数やショートカットなど)
- コミュニケーションスキル
在宅での作業でも問題なくコミュニケーションが取れるように、Web会議ツールやチャットツールに使い慣れていることは企業側から歓迎されやすい傾向があります。その他、やや高度なPCスキルなどを保有していることも喜ばれることが多いでしょう。
関わる案件によっては、その業界に精通していることがポイントになることもあります。例えば、前述した処方箋のデータ入力の仕事では、調剤事務で処方箋入力の経験を必須としているということもあります。
案件によっては上記以外のスキルや準備物が必要となる場合もあるので一例として参考にしてくださいね。
データ入力の副業はどれぐらい稼げる?
平均相場は時給換算で1000円~1500円
続いては、データ入力の収入額について見ていきましょう。
データ入力の副業での収入額が公表されているデータは残念ながらありませんが、各種サイトのデータから総合的に判断すると、データ入力での副業は時給換算で1000~1500円程度が相場となります。
また、「求人ボックス 求人ナビ」によると、データ入力を本業としている方の場合、その平均時給は派遣社員で約1,328円、アルバイト・パートでは997円程度の相場になっています。
つまり、副業の場合でも、データ入力を本業としている方と同程度の水準の報酬を得ることが可能というわけです。
データ入力の稼ぎ方3タイプ
データ入力の副業での稼ぎ方ですが、大きく以下の3つのタイプに区分することができます。
- 時給型
- 成果報酬型
- プロジェクト型
以下から、それぞれについて細かく説明していきます。
①時給型
時給型はその名の通り、時給◯◯円という形で報酬が得られるタイプです。
時給型の場合は時給1,000円〜1,500円程度の案件が多く、なかには時給1,500円以上のレア案件のようなものも各サイトで散見されます。時給の高い案件は入力するデータ自体が複雑であったり、専門的な知識が必要となったりするようなケースで難易度の高い仕事となっていることが多いです。
まずは時給1,000円程度の仕事からあなたに合いそうな案件を探してみてください。
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②成果報酬型
成果報酬型は、「◯◯円/1件」のような報酬体系となっているタイプです。
作業をやればやった分だけ稼げるということになるので、取り組むモチベーションを高めやすいです。
成果報酬型の場合は、データ入力に不備があった場合はその分はカウントされないケースも多いため、正確性も同時に求められます。1つの案件に長期的に取り組み、少しずつ作業ペースを高められると稼ぎやすくなってくるでしょう。
③プロジェクト型
プロジェクト型は、1つの案件が完了したら報酬がまとめて支払われるタイプです。通常は、報酬が数千円〜数万円となっています。
①時給型・②成果報酬型と比較すると、このプロジェクト型の案件はあまり多くはないですが、短期に集中して稼ぎたいというような方にはマッチしやすいタイプかと思います。
ただし、時給換算した場合にはあまり高時給にならないケースがあるため応募するときには注意が必要です。
(補足)副業所得が20万円を超えた場合は確定申告が必要
補足的な事項になりますが、会社に雇用されている一般的な会社員が副業を行う場合、1年間(1月1日〜12月31日)での副業所得が20万円を超えた場合は確定申告が必要となります。
ちなみに年間所得額は総売上から費用を引いて考えます。例えば、20万円の副収入があり、そのために使用したPC代やWi-Fi代などの諸経費が10万円だった場合は年間所得額は10万円という考え方になります。
確定申告は複雑なイメージも強く、できればやりたくないという方も多いかと思いますが、マネーフォワードのクラウド確定申告なら1/3程度にまで短縮することができます。操作性の高い分かりやすいデザイン性と安心のフォロー体制が整っているので確定申告が初めての方にもおすすめです。
なお、副業での収入が年間20万円以下であれば申告は不要ですが、市区町村に支払う住民税に関しては別途申告が必要になります。住民税においては20万円ルールのような措置がないため注意が必要です。
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データ入力の仕事の選び方
ではここから、肝心のデータ入力の副業の始め方や仕事の選び方について解説していきます。
サイトの選び方
まずはサイトの選び方から見ていきましょう。
「副業 データ入力」などと検索すると、たくさんの求人サイトが出てくるのでどのサイトから応募をすればいいか迷う方もいるかもしれません。
以下に、サイトを選ぶ際に重要な基準を3つ挙げてみました。
- 初心者でも申し込みやすい案件が多いか
- 面接なしで始められる案件が多いか
- 短期的な取り組める案件が多いか
結論から言うと、上記のポイントを押さえた「クラウドワークス」に登録して仕事を探すのが最もおすすめです。
クラウドワークスでは、他のサイトよりも案件数が多いことが特徴です。2022年の5月時点では、「データ作成・入力」のカテゴリーで10,000件以上もの案件が掲載されています。
また、クラウドワークスでは一般企業からの募集に加えて個人事業主の方も募集をかけているため、初心者の方でも申し込みやすい案件が豊富にそろっています。
そうした個人事業主の方による依頼の多くは、面接なしで案件を受注することができることもおすすめのポイントです。(他の求人サイトに掲載されている一般企業による募集では面接が実施されることが多いです。面接なしの場合は何よりスピード感をもって副業に取り組むことができます。)
さらに、クラウドワークスでは他の求人サイトよりも短期的な案件が多く、データ入力の副業に慣れるという意味でもうってつけかと思います。
ぜひ、クラウドワークスでデータ入力の副業を始めてみましょう。
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仕事の選び方
続いては仕事の選び方について解説します。
実際に仕事を選ぶ際には、以下の3点のポイントをもとに仕事を選んでいきましょう。
- 報酬
- 実績
- 申込者数
まずは報酬についてですが、成果報酬型の案件がおすすめです。先ほどご紹介したクラウドワークスの場合は、ほとんどの場合がこの成果報酬型の案件となっています。個人事業主による案件の場合は、稀に報酬額が低く設定されているものもありますので報酬が低すぎる案件には注意してください。
また、繰り返しにはなりますがプロジェクト型の報酬体系の案件は、作業に慣れていないと時給換算したときに時給が低くなってしまうことがあるため注意が必要です。
実績については、特に個人事業主から業務を受託する際には気を付けて確認するようにしてください。過去の実績をもとに、その方がきちんと信頼できる相手かどうかを判断するようにしましょう。
クラウドワークスには「5点満点の評価指標」、「募集実績数」、「プロジェクト完了率」といった定量的な指標が用意されているので、それらの数値から総合的に判断するようにしてください。評価が著しく少ない場合や募集実績数がほとんどない場合は避けるのが無難かと思います。
そして、案件に今現在申し込みのある申込者数にも着目してみましょう。申込者数が多いほど人気の高い案件ということになるため、応募する際の1つの指標として参考となります。もちろん、募集人数を上回る場合は落選してしまうこともあります。
始めたての頃から人気の案件ばかりに募集すると、なかなか受注できないこともあるので、まずは比較的受注できそうな案件を受注して実績を積み、少しずつ人気のある案件に募集することが望ましいでしょう。
データ入力の仕事の受注方法
次に実際のデータ入力の仕事の受注方法について見ていきます。
こちらもクラウドワークスでの受注方法について確認していきましょう。
まずはクラウドワークスで新規会員登録を行います。普段利用しているメールアドレスひとつで登録可能です。登録後はシステム画面に従ってプロフィールの設定などを進めていきます。
登録作業が完了したら、早速仕事を探してみましょう。
「マイページ」⇒「仕事を探す」⇒「データ入力・作業」の順に進み、絞り込み条件などを活用して興味のある案件を探していきます。
気になる案件を見つけたら「応募する」ボタンから実際に案件に応募をします。
応募する際には以下のような画面が表示され、条件面の提示を行うことができるようになっています。契約金額や支払い方法などについて選択、または記入して進めていきます。
業務内容や報酬はあらかじめ明示されているケース、または依頼主から提案や見積もりを希望されるケースなどがあります。依頼主とお互いに納得した条件で契約できるようにメッセージ上で相談しましょう。
依頼主と条件の合意できたら無事に契約締結です。依頼主が仮払いを完了したら業務を開始していくことになります。仮払いとは、ワーカーが確実に報酬を得られることを目的としたワーカー保護のための制度です。(詳しくは公式サイトにてご確認ください。)
データ入力の仕事での注意点
最後に、データ入力の副業に取り組む際に気をつけるべきポイントについてもご紹介します。
依頼主とのトラブルの防止のためにも、以下のポイントは事前にしっかりと確認しておきましょう。
- 募集要項を細かく確認する
- 情報漏洩に注意する
- 納期管理を徹底する
①募集要項を細かく確認する
データ入力作業のなかには「慣れてきたら簡単な電話対応をしていただきます」といった、データ入力作業以外の業務が発生することを示唆するような募集が行われていることもあります。
そのため、案件の募集要項は事前にしっかりと確認して働く前後でギャップが生まれないように注意してください。
不安な場合は事前に依頼主に相談するなど、安心して仕事に取り組み始められると良いでしょう。
②情報漏洩に注意する
会社や個人事業主から依頼されるデータについては、個人情報をはじめ、外部には安易に公開してはならない重要なデータを扱うこともあります。
そのため、案件によっては秘密保持契約等を締結して業務を進めるケースもあります。当然のことではありますが、秘密保持契約等を締結した場合は確実にその秘密保持を守り、外部に情報を漏洩させることがないように気をつけましょう。
万が一、情報を漏洩させてしまい、企業に損害等を与えてしまった場合は法で罰せられることも考えられます。
③納期管理を徹底する
データ入力の副業は基本的にタイピング作業だけで稼ぐことができる分、どうしても作業量を楽観視してしまい、納期直前に慌てて対応してしまうという方もいます。
納期ギリギリの対応になってしまうと精神的な余裕がなくなり、ミスも増えてしまう可能性が高くなるので、計画的なスケジュールを立てて作業に取り組みように意識しましょう。
案件を繰り返しこなすことで自分の作業時間も感覚的につかめるようになってくるので、経験値を積むことも非常に大切です。
まとめ:データ入力の副業は初心者でも始めやすい
今回はデータ入力の副業について解説しました。
データ入力の副業は土日や夜間にも作業ができるため、一般の会社員でも取り組みやすいおすすめの副業です。コンスタントに取り組むことで月に数万円の副収入を作り出すことができるようになるでしょう。
また、今回ご紹介したクラウドワークスをはじめ、各サイトでは実績を積むことでそれが評価されてより高い報酬で契約することができるようになることも多くあります。そのため、長期的な目線を持ってコツコツと仕事に取り組むことも大切かと思います。
ぜひデータ入力の副業から副業ライフを始めてみてはいかがでしょうか?