当ブログ「Mizukiji」では20代の転職・副業をアップデートすることをミッションに、さまざまな情報を提供しております。
今回の記事では、北海道に根付いた転職支援を展開する株式会社ROBINSON様をご紹介します。株式会社ROBINSONは2023年に創業された勢いのあるベンチャー企業です。今回は代表を務める内山凌さんに直接お話をお伺いました。
株式会社ROBINSONの事業内容はもちろん、20代に向けたキャリア構築についてもお話いただきましたので、ぜひ最後までご覧ください。
内山さん、本日はよろしくお願いいたします!
よろしくお願いします!!
はじめに:内山凌さんについて
まずは内山さんの自己紹介からお願いします。
初めまして、改めまして内山凌(ウチヤマリョウ)と申します。1996年生まれの27歳で、現在は株式会社ROBINSON(以下、ROBINSON)の代表を務めております。(※年齢は取材当時)
今回は弊社ROBINSONのこと、そして20代の皆さんに向けてキャリア形成についてお話ができればと思います。
冒頭にもあったように2023年にROBINSONを創業したのですが、創業するまでには僕自身も転職を何度かしているので、まずは僕の経歴から簡単にご紹介させていただきますね。
生まれは北海道で、大学までは北海道で過ごしてきました。大学卒業後は栃木ゴールデンブレーブス(以下、栃木GB)という独立リーグのチームに入団しました。その後、北海道の建設機械メーカーでの人事、東京のベンチャー企業にて営業マンや採用責任者としてのキャリアを歩み、2023年に株式会社ROBINSONを創業するに至っています。
ファーストキャリアは野球選手なんですね!!
そうなんです!1シーズンだけですが野球でお金をもらっていました!笑 ポジションはキャッチャーでしたよ!
ファーストキャリアで独立リーグの栃木GBに入団されていることがとても目を引きますが、どういった経緯で入団されたのでしょうか?
大学4年生の時に独立リーグのトライアウトを受けて、栃木GBにドラフトで指名していただき入団することになりました。
小学校〜大学までずっと弱小校でプレーしていたのですが、大学時に自分で考えながらプレーしたら急に野球が上手くなったので、どこまで行けるのか挑戦したいと思ったことがきっかけです!就活も何もせずに野球一本に絞っていたので指名されてよかったです。笑
独立リーグという形ながらも将来の夢を叶えられた内山さん。独立リーグにはプロ野球のドラフト会議でも上位指名される選手がいるほど、実力のある選手が在籍していますよね。実際にプロの世界に入ってみて感じられたことや学ばれたことはありますか?
そうですね、今に生きている学びが2つあります。
1つ目は、これまでの経験や持っているスキルによって世界の見え方が異なるという点です。これは試合で次に起こるプレーの読みや、自分がやるべきプレーが何なのかを理解する部分で感じました。
当時、栃木GBでのチームメイトには西岡剛さん(元ロッテ・阪神)や北方悠誠さん(元DeNA)、首脳陣には寺内崇幸さん(元巨人)や岡田幸文さん(元ロッテ・元楽天コーチ)、飯原誉士さんがいらっしゃいました。試合をしていく中で、彼らと僕の目の前には、同じ試合状況があるにも関わらずこれまで積み上げてきた経験やスキルの差で考えの深さが全然違ったんです。
これはビジネスの世界でも同じだと思っていて、仕事を通して色々な経験をしていたり、結果を出してしっかり稼いでる方はやはり見えている世界が深く、そして広いなと感じます。
すごい世界に身を置かれていたんですね。
2つ目は、仕事はスポーツに比べて必要な才能の割合が少ない点です。スポーツはフィジカルや感覚など、結果を出す為に時間をかけるだけでは解決できない事柄が多い印象です。所属しているレベルが上がれば上がるだけ必要な才能の割合が高いなと感じました。トップオブトップに行けば才能以外のところの勝負に戻るのでしょうけどね。笑
一方で仕事は時間をかけたら解決する事象が多かったり、成果が出る確率が高く、ある程度の成果を出す為に必要な才能の割合が野球に比べ低いなと感じます。スポーツは率(成果を出す割合)を求められることが多く、仕事は安打数(成果を出した数)を求められる事が多いので量で解決できる事がほとんどです。
野球をしていた時に死ぬほど量をこなしても結果が出なかったのですが、仕事は時間をかけたら(当然考えながら)成果が出るので優しいですよね。笑
そんなことを感じて、自分じゃプロになれないなと思ったので栃木GBを退団することを決めました。
内山さんはセカンドキャリアとして北海道の電機メーカーへ転職をされましたが、このキャリアはどういった経緯だったのでしょうか?
北海道に戻ってからも社会人の野球チームに所属していたのですが、所属していた野球チームのスポンサーがその電機メーカー企業だったんです。野球で上を目指すことは諦めたのですが、栃木GBを退団した際は野球は好きだし一生続けるんだろうなって思っていました。
ただ、実際にやってみたら違ったんです。社会人野球を続けていく中で「全国大会に行きたい」「結果を出したい」と口ではカッコいいことを言っていたのですが、実際の自分の練習量や熱量は、学生の頃や栃木GB在籍時と比べて冷めていることに気がつきました。
一方で仕事を頑張っているかと言えばそうではなくて、水曜あたりには土日が楽しみで、日曜日には「明日から仕事か、、、」と考えていて、毎日「俺はこのままでいいのかな、、、?」とモヤモヤした日々を送っていました。
それで、ある時に野球も仕事も中途半端で、何にも熱量を持って挑戦していない自分に気づいた時に「このままじゃ人生終わるわ」と思い野球を辞めて、本気でビジネスに挑戦する決断をしました。
そして、挑戦の場として選んだのが前職のBVEATS(ビーツ)です。ですので、電機メーカー会社には4月に入社したのですが9月末の大会を最後に社会人野球を引退し、転職先(BVEATS)が決まった11月末には退職しました。笑
その後は、東京のパーソナルジム「BEATS」の営業マンになられたんですね。
はい、BVEATSでは紹介営業をメインに、「パーソナルジムに通いませんか?」とお客様にご入会いただくための営業を行っておりました。
トータルでで2年半在籍していたのですが、2年目以降はマネージャーとしてチームメンバーのマネジメントや採用責任者も経験させてもらいましたね。
BVEATSって仕事においての当たり前の基準がすごく高いんです。成果を出すためなら24時間働きます!みたいな人たちばかりで。笑
もちろん遊ぶ時はびっくりするくらい盛大に遊びます。ただ、翌日は引きづられることなく、朝イチから仕事をする習慣が文化として根付いているんです。
野球しかしてこなかった僕にとって、働くということの基準やスタンスを教えてくれたBVEATSという環境には感謝しかないですね!!
ここまでがROBINSON創業までの僕のキャリアですね。今振り返ると、普通じゃありえないようなスピードで密度の高い経験をさせてもらいました。
株式会社ROBINSONの創業
BEATSをご退職されたあと、ROBINSONを創業されたんですよね?
そうです!
BVEATSを退職した後に1週間ほど地元に戻ったのですが、その時に親友に一緒に仕事をしようと言われたのがきっかけでROBINSONを創業しました。
BVEATSを退職する1ヶ月ほど前から副業で転職支援の仕事を始めていて、元々は2024年に東京で起業しようと考えていたのですが、その親友とはずっと一緒に働けたら良いなと思っていたので声をかけられた際に即決でしたね。笑
ちなみに内山さんが独立を意識されたのはどれぐらいのタイミングですか?昔から独立志向は強かったんでしょうか?
BVEATSから独立しようと思ったのは、3年目の始めくらいですかね。仕事において、ある程度のことはできるようになった実感があったので何かで独立しようと考え始めました。独立志向は元々高かったと思います。
社会人2年目の頃から漠然と起業したいとか思っていたのですが、事業内容も時期も全く決めていませんでした。当時はいわゆる意識高い系でしたね。笑
内山さんが人材領域で独立をされたのはどのような背景でしょうか?
僕が人材領域で独立したのは、転職支援を通して人の可能性を広げられると思ったからです。僕は採用は目の前の人の可能性を広げる仕事だと考えています。
BVEATSで採用活動を行っていくなかで、自分の可能性を信じてBVEATSに入社をしたことで人生が大きく変わっていく姿を何度も見てきました。
その一方で、BVEATSでは活躍できそうにないけど他の場所なら活躍できそうといった方とも数多く面接してきました。当時はBVEATSの採用担当者でしかなかったので、そういった方にできることは何もなかったんです。
それで、転職支援の仕事ならさまざまの企業様の採用窓口として、より多くの方々の可能性を広げられると考えたのがきっかけです。
始めて転職した時は、不安もありましたが覚悟を決めて転職して良かったと心から思っています!
株式会社ROBINSONの事業内容
続いて、株式会社ROBINSONで行っている事業内容について教えてください。
ROBINSONでは、2つの事業をメイン事業として展開しております。
1つ目が「転職支援サービス」、2つ目が「採用広報コンサル」です。
転職サービスでは、毎月新規で30名前後の転職をサポートさせていただいています。最近では、リクルートやマイナビ、ベイカレントコンサルティングなどの大手企業、北海道に本社を置く地域に密着した企業など、幅広く内定をいただいていますね。求人数でいうと、現在は全国で約45,000求人ほどの取り扱いがありますよ。
採用広報コンサルでは、求人広告媒体の作成と運用を中心に、ペルソナ設定や企画などの採用戦略の立案、HPの作成などを通じて企業様の自社採用力を高められるようご支援させていただいております。
ROBINSONならでは特徴や強みはありますか?
ROBINSONは「北海道の”働く”を変える」ことをモットーに活動をしていますが、私たちの強みと考えているのは次の4つですね。
- 密着型の紹介制度
- 求職者一人ひとりの強みを発掘
- 「地元で転職」を徹底サポート
- 圧倒的なサポートと品質
1つずつご紹介させていただくと、まず1つ目の「密着型の紹介制度」については、信頼できるコンサルタントに出会えることができる紹介制度を用意しています。「大手の転職サポートが合わなかった」という方にも安心してご利用いただけると自負しています。現在はご紹介でサポートをさせていただくことが多いこともあり、1人1人と向き合った大手にはない手厚いサポートを提供することができています。
2つ目の「求職者一人ひとりの強み発掘」は、知識・経験豊富なコンサルタントが書類だけでは分からない能力を見つけてそれを強化していきます。アスリート、人事、営業、事務、店舗責任者など、様々な業界・職種を経験したコンサルタントがヒアリングを通してあなたの能力を可視化し適職を見つけ出していくんです。
3つ目の「「地元で転職」を徹底サポート」については、その言葉通り北海道に特化した転職支援を手掛けています。北海道から本州、本州から北海道どちらにも幅広く対応していることが私たちの強みです。
最後の4つ目の「圧倒的なサポートと品質」ですが、転職活動が初めての方でも安心して相談ができる万全のサポート体制を構築しています。履歴書・職務経歴書の作成サポートから、面接対策、日程調整など、内定まで必要な作業を二人三脚で徹底サポートしています。
大手にはない手厚いサポートが印象的ですよね。
ROBINSONが北海道に特化している理由についてもぜひ聞かせてください。
理由はシンプルで、僕が育った地元を盛り上げたいと考えたからです!
BVEATS時代は東京に住んでいたのですが、東京に比べて北海道は挑戦している人の数も挑戦できる場も少ないように感じます。
挑戦したい人はどんどん北海道から出て行ってしまうので、ROBINSONを通して北海道で挑戦する人と挑戦する場所を増やせたらなと思っています。
ちなみにROBINSONが強みとしている業種や職種はあるんでしょうか?
これというメインの職種に特化はしていないですが、強いていうのであれば営業職ですかね。基本的には候補者様に合わせて職種をご提案していますね!
ROBINSONがサポートする求職者の方にはどのような方が多いですか?
北海道の方々が中心にはなってきますが、僕が東京で働いていた関係で関東の方もかなり多いです!
あとは、引退したスポーツ選手からのご相談も数多くいただいていますね!元スポーツ選手しっかり区切りをつけて、覚悟を持って働いている方は活躍されている方が多いですね!
株式会社ROBINSONが目指す姿
ここからはROBINSONの今後のビジョンについて伺います!
創業以来、着実に成長を続けているROBINSONですが、今後の目指す姿はどういったものでしょうか。
掲げている目標は「北海道で1番の人材サービス会社になる事」です。サービスの向上を追い求め続けることで、ROBINSONを通して北海道でワクワクしながら働ける方を増やしていきたいです。
内山さんご自身の姿として思い描いている理想像はありますか?
個人としては、「経営者をしながら私立高校で教員としてキャリア教育をして、情熱大陸に出る」という目標があるのでそれを達成したいです。笑
今は会社とサービスを成長させることが1番です!
20代でのキャリア構築について
最後に20代のキャリア構築についても、聞いていきたいと思います。
内山さんは現在20代ですが、さまざまな選択肢がある20代のキャリア構築において大切だと思うことは何ですか。
僕が20代で大切だと思う事は、「自分の生きる道を見つける事」と「仕事に集中して成果を出す事」ですね。
あくまで仕事は自分の目標を達成するための一手段です。
- 稼ぎたい
- ワークライフバランスを大切にした
- 安定したい
など、目標は十人十色でたくさんあると思います。
今の仕事で自分の理想が叶うなら転職をする必要はないんです。ただ、今の仕事の延長線上に自分の目標を達成できる可能性がないのであれば転職が必要になります。
また、世の中は実力のない30代に非常に厳しいです。20代はポテンシャルを重視してくれる企業も多く未経験でも採用されます。しかし、30代になると未経験での採用は非常に難しくなります。
さらに同業界・同職種であっても30代になるとこれまで出してきた成果がないと転職が難しいのが現状です。当たり前ですが、企業の人事からは「30代まで何してたの??」というような評価を受けるのです。
このことから、20代のポテンシャルを見てもらえる間に新たな挑戦して「自分の生きる道を見つける事」と「仕事に集中して成果を出す事」が重要になってきます。
学生の頃に学力が高い人の方が、自由な校風のなかで、数多くの選択肢の中から進路を選べた事と同じように、社会においては仕事を選べる人が自分の人生の生き方を選べます。そのためにも大切な20代をなんとなく過ごさないように気をつけていきたいですね。
ありがとうございます!これはしびれますね。。
最後に、現在転職を検討されている20代の求職者の皆さんへメッセージをお願いいたします。
20代の転職において大切なのは「今の実力ではなく、これからの自分の可能性を信じる事」です。
僕自身も初めて転職した時は不安が大きかったことを覚えています。ですが、自分の可能性を信じて勇気を出して一歩踏み出したことで、数年前の自分からは信じられないような今があります。
1人で転職するのが不安な人のために僕たちがいます。一緒に理想のキャリアに向けて頑張りましょう!
終わりに
今回は、株式会社ROBINSONの内山凌さんに事業内容や、20代のキャリア形成についてお聞かせいただきました。
内山さんの個人のキャリアから、ROBINSONの事業内容や今後のビジョンまで、幅広くお伺いすることができたかと思います。
特に20代では「自分の生きる道を見つける事」と「仕事に集中して成果を出す事」の2つが大切だというお話はとても刺激になりました。
本記事が皆さんのキャリア構築について少しでもお役立てをいただけましたら幸いです。
内山さん、今回は貴重なお話ありがとうございました!
こちらこそありがとうございました!