ブログをはじめてみたものの、収益化するイメージがつかないなあ・・・収益化するために必要なことって何なんだろう?
今回はこうしたお悩みを解決していきます。
う〜む。アフィリエイトって本当に難しいですよね。なかなか思うように収益が出ずに悩んでいる人も多いんじゃないかと思います。
「せっかく頑張って記事を書いたのに、アクセスが増えず報酬も発生しない・・・」
「時間をかけて書いたのに、なんでだよー!」
ってなりますよね。痛いほど気持ちが分かります。
僕も初めはそんなことばっかりでした。何をやったら効果的なのかが分からず、なんか闇雲にやっていた気がします。
ただ、今回紹介する方法で記事を書いていったら、少しずつ上位表示される記事が増えてアクセスが伸び始めました。裏ワザ的なことをしたわけではなく、細かい作業をコツコツと積み上げる愚直なやり方です。
今回はその方法を解説していきたいと思います。
アフィエイトは稼げるのか
そもそもアフィリエイトでは実際のところ、どれぐらいの割合の人が稼げているのでしょうか?
そしてどれぐらいの時間をかければ稼げるようになるんでしょうか?
何事も自分の敵を知っておくことから戦いは始まります。
アフィリエイトで稼げている人の割合
まずはアフィリエイトで稼げている人の割合からみていきましょう。
こちらは、NPO法人アフィリエイトマーケティング協会が発表している調査ですがポイントが3つあります。
- 全体の約30%の人は収益化できていない
- 収益化できても半数の人は毎月1万円未満
- 毎月3万円以上の収益化できれば十分トップクラス
1つ目のポイントは、全体の約30%の人は全く収益化ができていないということ。
「収益化できずに諦めてブログを辞めた」という人はそもそも調査結果には反映されていないはずなので、そうした人を含めれば収益化できていない人はもっと多くいるのが現実かと思います。やっぱり収益化自体、なかなか簡単なものでもなさそうです。
2つ目のポイントは、収益化できても半数の人は毎月1万円未満ということ。
仮に収益化が実現できたとしても、ある程度まとまったお金を稼ぐのはいかに難しいかが分かりますね。
あちらこちらで、「ブログはこれをやるだけで毎月○万円は稼げる」みたいな謳い文句をよく見かけますが、実際のところはこれがリアルかなあという感じです。みなさん詐欺には気をつけましょう(笑)。
3つ目のポイントは、毎月3万円以上の収益化できれば十分トップクラスと言えること。
調査結果から、70%以上の人は毎月の収益が3万円未満ということがわかります。そのため、毎月3万円以上の収益を出せていれば、十分トップクラスのブロガーと言えると思います。
ちなみに、毎月10万円の壁を超えられれば、あっという間に上位約20%なんです。
収益化するまでに必要な期間
アフィリエイトで収益化できている人は、どのぐらいの期間で収益化に成功しているのでしょうか?
もちろん個人差があるので一概には言えませんが、さまざなブロガーさんの経験談などをまとめるとこんな印象です。
【必要な期間】・・・ 半年〜1年
【必要な時間】・・・ 約500時間(毎日3時間でも半年弱ほどかかる計算)
Mizukijiでも収益化までに半年ほどかかりました。
やはり、ある程度は粘り強く継続しないと、なかなか収益化することは難しいと思います。
今やトップブロガーと呼ばれる方でさえ、2〜3年間はほとんど収益が出なかったという人もいるのであくまで1つの目安として捉えてくださいね。
アフィリエイトで稼ぐのは難しくなっている?
ここで残念ながら悲報です。じつはアフィリエイトで稼ぐこと自体の難易度が割と上がっています・・・。
理由は主に2つあるかなと思います。
- 個人ブロガーが急増
- 企業サイトの参入
①個人ブロガーの急増
コロナの影響で副業をはじめた方も多いと思いますが、ブロガーの数自体が増え続けています。
こちらは、株式会社ファンコミュニーケーションズ(国内最大手のASP、A8.netの運営企業)がまとめた、A8.netの新規登録サイトの推移です。
見ての通り、右肩上がりで登録サイトが増加していることが分かります。
これはつまり、競合となるアフィリエイトサイトが急増したことで、相対的に稼げる人が少なくなっているとも言えます。
ブログは簡単に始められるため参入障壁が低く、その中で勝ち抜いていくのは結構大変です。
②企業サイトの参入
近年では企業サイトが事業の一環としてアフィリエイトに参入していることも、個人ブログが稼ぎにくくなった理由の1つです。
企業は莫大なお金と人員を確保してサイト運営を行うことができるため、個人サイトではなかなか太刀打ちできないのが現実です。多くのブロガーは、副業としてブログ運営をしているのに対して、企業は専属の従業員が仕事として作業しているのでサイトの成長速度も当然早くなります。
また、企業には多くのノウハウや経験があり、結果として企業サイトの方が、E-A-T(専門性/権威性/信頼性)が高まり上位表示も獲得していきます。
こうしたこともあって、“ブログオワコン説” も浮上してきたりするわけですね。
とはいえ、個人ブログでも質の高いコンテンツを発信し、企業が狙わなそうなロングテールキーワードを狙っていけば、上位表示は全然可能かなと思います。戦略的にいくことが大切かと。
アフィリエイト市場は拡大中
アフィリエイトで稼げている人の割合は低いし、時間もかかりそうだし、上位表示もむずそうだし・・・
と思った方も多いと思うのですが、ご安心ください。
じつはアフィリエイト市場自体は右肩上がりなんですよ。
こちらは矢野経済研究所が発表したアフィリエイトの市場規模の成長予測ですが、インターネット広告の増加やEC取引の拡大に伴い、まだまだアフィリエイト市場は成長するとの見解が示されています。
これからアフィリエイトを頑張ろうと思っている後発のブロガーさんを後押しする好材料じゃないかなと思います。
アフィリエイトで成果を出すためのコツ:手順を公開
では、ここからはアフィリエイトで成果を出すためのコツを紹介してきます。
結論としては、「戦略的に記事を書くこと」。これに尽きるかと思います。
まずは全体の手順をまとめておきます。
- アフィリエイトで紹介するモノを決める
- キーワードの選定
- ニーズの深堀り
- 競合サイトの調査
- 記事構成を固める
①:アフィリエイトで紹介するモノを決める
まず1つ目は、アフィリエイトで紹介するモノを決めましょう。(商品やサービスを紹介しない記事を書く場合は、ここは飛ばしてOKです。)
「アフィリエイトで紹介するモノ=記事のゴール」になります。
ゴールからある程度逆算して、記事を書く方が効率は良いです。ASPごとに扱っている商品やサービスは異なるので、複数のASPに登録しておきましょう。
おすすめのASPは、【2021年最新版】ブログ初心者におすすめなASP5選をご紹介 でも紹介しています。
複数のASPを使えば、希望通りの商品やサービスはある程度紹介できるはずです。
「これもアフィリエイトで紹介できるんだ!」という案件も結構見つかると思いますよ。
②:キーワード選定
2つ目は、キーワードの選定です。
どんなキーワードからブログへの流入を目指していくかを決める大事なポイントです。
キーワードの選定には、必ずツールを使うことをおすすめします。
なぜならツールを使わないと、どうしても自分の知っている知識やスキルの範囲内でしか策を見い出せないからです。ツールを活用して、サポートしてもらいましょう。
僕が使っているツールは下記の2つです。すでに使っている方も多いんじゃないかと思います。
- キーワードプランナー
- ラッコキーワード
この2つを駆使して、まずは「ロングテールキーワード」を狙っていくことがポイントになります。
はじめのうちは、月間の検索ボリュームが100〜1000のキーワードがおすすめです。
キーワードプランナーとラッコキーワードの具体的な使い方は、こちらの記事にもまとめてます。
>>2021年版:キーワードプランナーの登録方法【使い方もセットで解説】
>>【0からわかる】ラッコキーワードの基本的な使い方と活用方法
③:ニーズの深堀り
3つ目はニーズの深掘りです。ここが一番重要かもしれません。
なぜならニーズの深掘りが正しくできて、それをコンテンツに落とし込めれば、Googleから評価される可能性が高いからです。
ニーズの深堀りとは、そのキーワードで検索した人が本当に知りたいことは何かを考えていくことです。Googleで検索する人は、なにかしらの解決したい課題があって検索しますよね。その検索意図や動機に答える記事を作成するということが非常に大切なポイントになってきます。
今回はこの記事で狙っているキーワードでもある、「アフィリエイト 難しい」で検索する人のニーズを考えてみたいと思います。
ニーズを考えるときは顕在ニーズと、潜在ニーズの2つに分けて考えていくのがおすすめです。
【顕在ニーズ】・・・読者さん自身が意識しているニーズのこと。氷山に例えると、水面から外に出ている部分。
【潜在ニーズ】・・・読者さんが明確には意識していないニーズのこと。氷山の水面下で見えていない部分。
顕在ニーズ
- アフィリエイトを始めてみたけど、なかなか稼ぐことができていない
- どうやったらアフィリエイトで稼げるようになるのかノウハウが知りたい
顕在ニーズは読者目線の気持ちになれば、ある程度感覚的に見えてくる部分です。実際に今の検索結果の上位表示されている競合ページをみて、顕在ニーズを読むということもありです。
潜在ニーズ
- 後発組でも稼げるブログジャンルを知りたい
- どれぐらいの人が稼げている or 稼げていないのか知っておきたい
- ライティングがはかどるようにブログテーマの変更も検討しているかも
こんな感じになるかと思います。潜在ニーズを考えることは少し難しいですが、読者さんがなぜそのキーワードで検索したのかを丁寧に深堀りしていきましょう。Yahoo知恵袋などのQ&Aサイトにあがっている質問から検索意図を深掘りしていくことも効果的です。僕はいつもラッコキーワードの「Q&Aを見る」というメニューを参考にしています。
また、潜在ニーズにはこちら側から、少し提案や紹介するイメージで文章を書いていくと効果的です。
「あなたってもしかしたらこういうことにも興味ないですか? それならこれがいいですよ〜とか、こうするんですよ〜」 みたいな感じですね。
さらに、ニーズを深堀りすることで、検索キーワードに対するペルソナ(想定する読者像)も見えてきます。
- ブログは始めたばかりで、収益は0円かほとんど上がっていない状況
- ブログジャンルが固めらておらず、今からの変更もありっちゃあり
- 後発ブロガーでこれから稼いでいけるか不安に感じている
同時並行的にペルソナを明確にしていくことで、読者さんに寄り添った記事を書きやすくなります。
キーワードからニーズを深掘りしつつ、ペルソナも固めていきましょう。
④:競合サイトの調査
4つ目は競合サイトの調査です。
狙ったキーワードですでに上位表示されているページを読み込む作業と、共起語(検索上位ページでよく出現するキーワード)を調べる作業を行っていきます。
競合サイトがどのような情報を掲載しているかは、チェックしておきましょう。一つひとつ記事を読めこめればベストですが、難しい場合はせめて目次だけでも確認するようにしましょう。
キーワードプランナーを活用することで、競合ページがどんなキーワードに力をいれて記事を書いているかも分かりますよ。詳しくは、2021年版:キーワードプランナーの登録方法【使い方もセットで解説】 で解説しています。
共起語の調査には、サクラサクラボ か ラッコキーワード を使います。共起語はSEO的に大事な要素になります。
実際にサクラサクラボで、この記事で狙っているキーワードである「アフィリエイト 難しい」の共起語を調べてみました。(ラッコキーワードでもメニューから「共起語βを見る」を選択すると、同様に共起語を調査してくれます。)
「アフィリエイト」という単語が多いのは当然かもしれませんが、その他にも「初心者」「収益」「理由」「seo」「月収」「ジャンル」などが多いことが分かりますね。このあたりのキーワードに関連する内容は記事に盛り込んだ方が良さそうということになります。
SEOで上位表示を獲得するためには、こうした網羅性(読者が求めていることが全て載っている)と独自性(その記事にしかない独自の視点や考え)の2つが重要です。
この網羅性と独自性を高めるためにも、競合調査は欠かせない作業になります。
⑤:記事構成を固める
最後の5つ目は記事構成を固めていきます。
これまでの4つの手順を押さえて、どんな記事を書いていくかを決める設計書を作っていきます。
初心者にありがちなミスとして、構成案なしに書きたいことをどんどん書いていっちゃうケースがあります。僕もよくやっていました(笑)。そうすると、書きながら少しずつ話がそれてしまったり、読者目線ではないめちゃくちゃな記事になったりしてしまう可能性が高くなってしまうんですよね。
そのため、大見出しと小見出しはあらかじめ固めてから記事を書くように意識していきましょう。
記事構成を固めることで、記事執筆にかかる時間も短縮できるようになると思います。
記事構成が固まったら、いよいよ執筆作業に移っていくという流れになります。
これからアフィリエイトで成果を出すために必要なこと
ブログ後発組でも、これからアフィリエイトで成果を出すことは可能です。
そのために重要なことは以下の2つです。
- ブログのジャンル選び
- ブログのテーマ選び
①:ブログのジャンル選び
結論、このジャンルなら確実に稼げるというの残念ながらないかと思います。
ただ、稼ぐ確率を高めることはできると思います。それが次の4つになります。
- 自分の好きなことや興味のあるジャンル
- 専門性が発揮できるジャンル
- 企業が進出していないニッチなジャンル
- 市場の成長性が高いジャンル
自分の好きなものや興味のあることは、シンプルにブログの継続性に関わってきます。継続していくと少しずつ専門性も身についてくるかと思います。専門性が高まれば記事の質も高まるので、アクセスも増えて稼げるようになる流れが作れるはずです。
専門性が発揮できるジャンルを狙うのも効果的です。具体的には、社会人であれば本職で身につけたスキルを活かせるジャンルなどですね。最初からある程度の専門性があれば、ブログを伸ばせるスピードは早まるはずです。
企業サイトが進出していない、あるいは進出が少ないジャンルを選ぶことも重要です。「そんなのもうないよ」ってツッコミがきそうですが、まだまだ可能性はあります。ジャンルを組み合わせてニッチなジャンルを作りだすことだって可能です。新しいものは結局、既存のものの組み合わせで生まれることが多いんです。
ただニッチなジャンルでも、ある程度はお金の流れが発生するジャンルじゃないといけないので、市場の成長性という観点も重要になってきます。
これらを踏まえてのおすすめのジャンルをまとめてみました。
- おうち時間を充実させる系のもの
- 副業系
- 転職系
- キャンプ系
- 美容・健康系
(副業✖️○○ のように組み合わせのジャンルを作るのがおすすめです。)
一方で、個人ブロガーは選ばない方がいいジャンルもあります。
それが、「YMYL領域」と呼ばれるものです。YMYLとは、Your Money or Your Life の頭文字を取った略称で、Googleが定義するお金や健康など人の生活や人生に大きく影響を与えるジャンルを指します。
以下が「Googleが定義するYMYLの領域」になっています。
「ニュース・時事問題」:国際的な問題や、政治などの重要な問題
「公共サービス・法律」:一般的な生活を送るための情報
「金融」:投資や保険などの情報
「ショッピング」:オンライン上でユーザーが商品を購入するECサイトなど
「健康・安全」:医療・病院関連・緊急時に必要な情報
「人の集まり」:人種や宗教、性別などについての情報
「その他」:フィットネスや栄養、大学、就職など、人生の局面にかかわる情報
出典:Google検索評価品質ガイドライン
②ブログのテーマ選び
アフィリエイトで成果を出すためには、ブログのテーマもかなり重要な要素です。
自分にとって使いやすいテーマを選ぶことで、記事を書くスピードも早まりますし、ブログに対するモチベーションもだいぶ変わってきます。
ちなみに僕は、「SWELL」いうテーマを使っていて、これが抜群に使いやすいです。
今後主流になるであろうブロックエディターに対応していますし、何よりブログ初心者に優しい機能性が特徴です。デザイン性も高く、簡単におしゃれなサイトを作ることだって可能です。
僕も以前は別のテーマを使っていましたが、SWELLに変えてからブログに対するモチベーションもかなり高まりました。
SWELLの詳しい解説は、「SWELL」の評判はどう?実際のメリット・デメリットを徹底レビュー で紹介しています。ぜひブログのテーマにもこだわってみるのもいいかもしれません。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。